衝撃の発表
2022年7月19日、フィギアスケートの羽生結弦さんが記者会見でプロに転向すると発表しました。
27歳、まだまだ若いですね。
2014年のソチオリンピックでの演技で世界の度肝を抜き金メダル。あれから8年。
スーツを着た彼ははにかんだ、少し悲しそうな笑顔でした。まだ20代だというのに王者の風格とにわずかに疲れが滲んでいるようにも思いました。
2022年のオリンピック選手たちの試練
野球のような団体競技とは違い、個人の身体能力がセンスとなるスポーツは10代がピークなのです。女子選手が第二次性徴で無理なダイエットを繰り返し心が病んだニュースもありました。
羽生選手は20代後半にも拘わらず類まれな演技と闘魂、ホスピタリティでいまや世界中のスターです。コロナ禍の中での重圧と悩みは相当だったと思われます。
北京冬季五輪のフィギュアスケートは8日、男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、羽生結弦(27)=ANA=はジャンプミスが響...
ぜんそくの持病もおありだったといいます。
プロスケーターになられるということで、これからもファンを魅了してくれることでしょう。
本当にお疲れ様&ありがとうございました。
羽生結弦というアイコン
10年くらい前からスケーターがアイドルのような扱いになってきた風潮もプレッシャーになったかと。
アジア人らしい容貌と品格のある佇まいはスター性抜群で、女性、それも中高年の女性達のおっかけが増えました。日本だけではなく、北京オリンピックでも中国の人々に大人気でした。
少年から大人になるにつれ「自分とは何者か」と思考を重ねたに違いありません。その結論が、さらに飛ぶ、ではなくプロ転向であることは喜ばしいことです。
浅田真央さんも北京オリンピックのさい、一度も中継番組に姿を現しませんでした。
自分が金メダリストというアイコンとみられることを是としないのではないか。
スケートは美醜に左右される競技
フィギアはスポーツなのにエンタメ性が強い。美についてお目が高い方々のファンが多く、特殊な世界です。
例えば砲丸投げ選手には追っかけがいませんからね…。飛距離を競えばいいのです。投げ方の美なんて誰も追及しません。スポーツに「美」の得点が加算されるというのもおかしなものですが、スケートとはそういうものです。氷の上でダンスやバレエをするようなもんで、欧米の価値観からはじまったものです。
今では増えてきましたが、黒人の選手が長い間登場しませんでした。寒い国の競技のせいでもあるのですが、欧米人の美醜の価値観でメダルが決定するのです。飛ぶ高さやスピードだけなら黒人の方が上のはずです。クラシック音楽に乗せて金髪碧眼の少女がくるくる回るのが受けるのです。
そこに日本をはじめアジア人が参入。誰よりも飛び、舞い美しいしなやかな演技です。体重も軽い。欧米人はルールを変えるなど(荒川静香さんのイナバウワーが加算されないようにした)対応しましたが、もう間に合いません。今やメダルはアジア系が占めるように。
羽生結弦さんはBTSが好きだと発言して炎上したこともありました。
難しいBTSの顔 世界的アイドルやし描こうと練習すること2か月…難しい難しい! 髪形も色も顔もメイクも服もコロコロ変わるし、みんなアジアの平たい顔立ちだし、誰が誰やらさっぱり分からない。 検索すると「BTSメンバー見分け …
容姿も似ています。美的センスや動きなど学ぶことが多かったに違いありません。