スナク vs トラス

イギリス首相戦スナク vs トラス

ジョンソンさんが辞めたあとのイギリスの次期の首相の候補が絞られました。

リシ・スナク vs エリザベス・トラス

簡単に絵にしましたが、なかなか面白そうな対決です。

スナク氏はインド系イケメン

スナクふたりともジョンソン政権の閣僚でしたが、

スナクはジョンソン退陣の要因となった反乱メンバーの一人。

42歳という若さ、インド系の有色人種。前財務相。オックスフォード、スタンフォードでMBA。大手ファンドにいた経済通。

コロナで疲弊したイギリスを立て直す手腕を期待されてます。

ご覧の通り、なかなかのイケメン。映画のスターウォーズが大好きなオタク。彼が首相となると従来の保守系のイメージが変わります。

トラス女史はサッチャーさんぽい

トラス
Elizabeth Truss – UK Parliament official portraits 2017

トラスはジョンソン政権に最後まで忠誠を守った真面目な人。外務大臣としてロシアに対し強気な姿勢です。

イギリスではサッチャー政権が長期的に支持されましたが、彼女を彷彿とさせます。

元会計士でシンクタンク出身。

サッチャー、メイさんに続く3人目の女性首相となるか

保守系バリバリの印象のようでいて、政権を取ったその日から減税を敢行するとメチャクチャテキトーな公約を掲げています。

今のところ、トラスが優勢という感じかな?

どっちもキャラ濃そうで楽しみですね!

ジョンソンさんの後継者だけあって、どちらも強いキャラのようです。

構図としては若者vs女性ですが、実はこれ、世界の変遷の象徴のような対決。女性が旧時代的で、男性がネオリベラル。日本でもこんな感じありますよね。東京都知事の小池百合子さんと大阪維新の吉村洋文さん。キャラクターや政治傾向もそんな感じです。

若者は裏切りものとはいえ、変革を求めて反乱を起こした。ネオリベにありがちなお金持ち出身。非現実的な減税を否定する。女性は労働者の家庭に育ったど根性。庶民感覚を大事にし、一見変革を装いながら、旧時代を大事にしたポピュリズム。

このイギリス首相選挙の方向性が日本のポスト岸田にも影響を与えるかも?

9月に決着がつく。楽しみですね。